Works

2022年作品一覧 赤い動物①

自宅アトリエ
2022年1月~2022年12月
動物

赤い動物

こちらの作品は、岡山県吹屋に行き触発されて制作した作品になります。
画面上にあえて絵画なら必ず使う、定着材を顔料には使わずに鉄錆の部分だけ使い制作しました。
この制作方法は、ベンガラだから出来る事で他の顔料なら直ぐに剥がれてしまうものがあります。特に赤いベンガラは強く、岡山県吹屋では定着材も使わずに100年以上経っても色が残っているものがあります。

恐らく、画面上で鉄錆を使っていない赤い部分は徐々に剝がれていきますが、額装をすれば一生額の中に剥がれた顔料は存在し続けるので無くなる事はありません。また、赤い部分が変化していくのと共に鉄錆で出来た動物の部分の見え方が変わります。エマニュエル レビィナスの顔の概念では、他者を神格化して、他者とは決して分かち合えない。他者の顔をしっかり見れば争いも起こらない。とありますが、その考え方を参考に制作しました。

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880×1120

2022年 
赤い動物
880×1120
水彩用紙 鉄錆 ベンガラ(赤系、黒系、黄系)
10万

880×1120
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2022年 
赤い動物
880×1120
水彩用紙 鉄錆 ベンガラ(赤系、黒系、黄系)
在庫なし