Works

2023個展『痕跡を一つずつ確認するように重ねると、やがてそれは愛になる。』

EARTH+GALLERY(東京 木場) 
2023年4月2日~16日 4月2日 ユミソン氏と対談 4月15日 エンジンコータローお笑いライブ
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この世界は、もしかしたら仮想現実なのかもしれない。肉体が滅びて魂になってからようやく元の世界に行くのかもしれません。こんな事をいうとやばい人に見えるかもしれませんが、最近の急激な社会の変わり方を見ると思うようになりました。仮に、この世界が仮想現実として、地球の中にプレイヤーとしてロールプレイングゲームしている自分を想像してみました。実際のゲームのように、数字で自分のステイタスを見る事は出来ませんので、自分の過去の経験した事と興味があることを軸にして、余分な事は取りあえず保留にして、レベルを上げることに特化して制作をしました。

絵を制作していると、色々な場面が絵の表面に何度も出てきます。自分の考えではない場合は消しますが、完全には消えない。様々な工程を得て、それぞれ違うルートで仕上がった絵の土台が出来上がる。
仕上がった土台に畑のように、印鑑を押すような感覚で鉄錆で出来た私の分身を植える。その行為は、モノタイプの版画制作だとも言えるし、この世界がパラレルワールドだとしたら色々な「私」がいるのかもしれないし、いないのかもしれない。

何もない大地から、生き物が生まれる願望を抱く愛を作る為に。科学技術が発達すればするほど、心の空洞化が進んでいる今だからこそ、愛に繋がるミーモが大切なのではないだろうか。ミーモは永遠なのだから。

※ミーモとは、「利己的な遺伝子」 リチャード ドーキンスの本の中に出てくる自己複製子(遺伝子)が延長された表現形態の宇宙的な見方をした最終形態

シャーマン

「シャーマン」は2010年に制作した「あいさつをする熊」と全く同じ熊の形を切り取った鉄板を使うが、プロセスやコンセプトが異なる。人間も含める全ての生物はモノタイプの版画であるという考えを表現するため、人工的に作られた合成樹脂で塗りたぐられた紙をくちゃくちゃに丸めたものを広げて、その画面の上にそれぞれの動物の印鑑(版)を押す。また、ドーキンスの「利己的な遺伝子」の本の中に書かれている自己複製子が延長された表現形態「ミーモ」のように類似する物として生成されていき、それぞれの絵の画面から太古
の昔、何もない大地から生命が生まれた萌芽を願い制作した。 (今回展示の新作すべてに共通)
今回の熊は、「あいさつをする熊」と同様、“贈与の象徴的な動物”としての熊を画面に印鑑している。熊の周りの白い膜はアクリルメディウムが科学変化して色が変わったものであり、画面の世界と見る鑑賞者を繋ぐものとして、人間には観測できない暗黒エネルギーを表現した。

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shaman 2023年制作 鉄板 30万

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shaman 1/8 04 2023 2023年制作 水彩用紙 鉄錆 墨 アクリル 1120×880 15万

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shaman 2/8 04 2023 2023年制作 水彩用紙 鉄錆 墨 アクリル 1120×880 15万 

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shaman 3/8 04 2023 2023年制作 水彩用紙 鉄錆 墨 再生炭 アクリル 石油系塗料 1120×880 15万

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shaman 4/8 04 2023 2023年制作 水彩用紙 鉄錆 墨 再生炭 アクリル 石油系塗料 1120×880 15万

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shaman 5/8 04 2023 2023年制作 厚紙 鉄錆 墨 蜜蝋 ダンマル アクリル 石油系塗料 顔料 1120×880 15万

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shaman 6/8 04 2023 2023年制作 水彩用紙 鉄錆 墨 蜜蝋 ダンマル アクリル 石油系塗料 1120×880 15万

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shaman 7/8 04 2023 2023年制作 厚紙 鉄錆 墨 蜜蝋 ダンマル アクリル 石油系塗料 1120×880 15万

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shaman 8/8 04 2023 2023年制作 水彩用紙 鉄錆 アクリル 石油系塗料 顔料 1120×880 15万

実存の問題への成熟した解答

実存の問題への成熟した解答は、エーリック・フロムの本の中で「愛するということ」から引用している。 フロムはその中で「実存の問題への成熟した解答は、愛だ」と説明している。 この本を読み進めると次第に、自身の制作を代弁しているように思えた。 自分で考えている事を言語化することは苦手なこともあり、言語ではないもので表現を試みるのもそのためである。この小さな熊の形をした鉄板は、今までで最も制作で使ったものであり、実際に、古事記の中で、熊が現れた場所あたりに行き、その時の感銘を受けたことが、色々な作品を制作出来るきっかけになった。改めて、熊は私の制作にとって最も意味のある存在ということを伝えるべく、「愛という実存の問題への成熟した解答」という作品タイトルを付けた。 私自身、子供への無条件の愛や現在制作が出来る環境で生活している事、自分の周りで起きている事を軸に考えて、人間中心の世界を永遠に保持し続けたいという願いを兼ね持ち、制作している。人間中心世界が、決して傲慢な態度で他の生き物に接するのではなく、最低限の敬意、最低限度の贈与をする心を忘れないように。

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mature answers to existential problems 2023年制作 鉄板 5万

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mature answers to existential problems 1/24 04 2023 2023年制作 水彩用紙 鉄錆 墨 アクリル 石油系塗料 再生炭 顔料 290×210 2万5千

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mature answers to existential problems 2/24 04 2023 2023年制作 水彩用紙 鉄錆 墨 アクリル 石油系塗料 再生炭 290×210 2万5千

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mature answers to existential problems 3/24 04 2023 2023年制作 水彩用紙 鉄錆 墨 アクリル 石油系塗料 再生炭 顔料 290×210 2万5千

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mature Answers to Existential Problems 4/24 04 2023 2023年制作 水彩用紙 鉄錆 墨 アクリル 石油系塗料 再生炭 290×210 5万5千 額装込み

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mature answers to existential problems 5/24 04 2023 2023年制作 水彩用紙 鉄錆 墨 アクリル 石油系塗料 再生炭 290×210 2万5千

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mature answers to existential problems 6/24 04 2023 2023年制作 水彩用紙 鉄錆 墨 アクリル 石油系塗料 再生炭 顔料 290×210 2万5千

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mature answers to existential problems 7/24 04 2023 2023年制作 水彩用紙 鉄錆 墨 アクリル 石油系塗料 再生炭 顔料 290×210 2万5千

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mature answers to existential problems 8/24 04 2023 2023年制作 水彩用紙 鉄錆 墨 アクリル 石油系塗料 再生炭 顔料 290×210 

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mature answers to existential problems 9/24 04 2023 2023年制作 水彩用紙 鉄錆 墨 アクリル 石油系塗料 再生炭 顔料 290×210 2万5千

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mature answers to existential problems 10/24 04 2023 2023年制作 水彩用紙 鉄錆 墨 アクリル 石油系塗料 再生炭 顔料 290×210 2万5千

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mature answers to existential problems 11/24 04 2023 2023年制作 水彩用紙 鉄錆 墨 アクリル 石油系塗料 再生炭 顔料 290×210 2万5千

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mature answers to existential problems 12/24 04 2023 2023年制作 水彩用紙 鉄錆 墨 アクリル 石油系塗料 再生炭 顔料 290×210 2万5千

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mature answers to existential problems 13/24 04 2023 2023年制作 水彩用紙 鉄錆 墨 アクリル 石油系塗料 再生炭 顔料 290×210 2万5千

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mature answers to existential problems 14/24 04 2023 2023年制作 水彩用紙 鉄錆 墨 アクリル 石油系塗料 再生炭 顔料 290×210 2万5千

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mature answers to existential problems 15/24 04 2023 2023年制作 水彩用紙 鉄錆 墨 アクリル 石油系塗料 再生炭 顔料 290×210 2万5千

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mature answers to existential problems 16/24 04 2023 2023年制作 水彩用紙 鉄錆 墨 アクリル 石油系塗料 顔料 290×210 2万5千

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mature answers to existential problems 17/24 04 2023 2023年制作 水彩用紙 鉄錆 墨 アクリル 石油系塗料 顔料 290×210 2万5千

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mature answers to existential problems 18/24 04 2023 2023年制作 水彩用紙 鉄錆 墨 アクリル 石油系塗料 290×210 2万5千

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mature answers to existential problems 19/24 04 2023 2023年制作 水彩用紙 鉄錆 墨 アクリル 石油系塗料 顔料 290×210 2万5千

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mature answers to existential problems 20/24 04 2023 2023年制作 水彩用紙 鉄錆 墨 アクリル 石油系塗料 顔料 290×210 2万5千

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mature answers to existential problems 21/24 04 2023 2023年制作 水彩用紙 鉄錆 墨 アクリル 石油系塗料 顔料 290×210 2万5千

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mature answers to existential problems 22/24 04 2023 2023年制作 水彩用紙 鉄錆 墨 アクリル 石油系塗料 顔料 290×210 2万5千

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mature answers to existential problems 23/24 04 2023 2023年制作 水彩用紙 鉄錆 墨 アクリル 石油系塗料 顔料 290×210 2万5千

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mature answers to existential problems 24/24 04 2023 2023年制作 水彩用紙 鉄錆 墨 アクリル 石油系塗料 顔料 290×210 2万5千

利他的な遺伝子
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altruistic gene 1/2 04 2023 2023年制作 水彩用紙 鉄錆 墨 アクリル 石油系塗料 再生炭 顔料 420×297 5万

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altruistic gene 2/2 04 2023 2023年制作 水彩用紙 鉄錆 墨 アクリル 石油系塗料 再生炭 顔料 420×297 5万

2010年制作 作品

「立ち上がる熊」は、自分の作品で熊をモチーフにした歴史は長く、最も長いもので2010年からだ。
2010年「あいさつをする熊」は、古い民話をモチーフにした作品。 当時病床にいた母親へ、熊の作品を制作すると治るような気がして、根拠もないのに単純にいい作品を制作すれば、たとえ治らなくても死んでから少しは報われるような気がして制作した。
挨拶とは贈与の一番初歩的な行動であり、贈与のきっかけを作ってくれるものである。贈与とは、人間以外の動物も含めて一番原始的な物々交換で安易に出来る方法であり、人間が作った虚構に全く縛られずに行われるものだ。逆に言えば、贈与で受け取った物を返さない者は、贈与の世界に入れないという厳しいルールがある。熊は動物界の王様であり、土地の神様、シャーマンである。そして贈与を求めており、贈与が出来る者には優越がないので、良い肉体を差し出すことも厭わない。なぜなら、また生まれ変わるし、自分が食うのに困ったら食べさせてもらう時が来るかもしれないからだ。
「自己犠牲をして相手を助ける」ということが、その時の私の制作への思いだったのかもしない。
その後、2013年頃より暫くは熊をモチーフにした作品を制作せずに、人間の感情と鉄錆の関係性について制作していました。2016年結婚し子供が出来ました。生まれた子供は病弱でよく入院していた事もあり、制作する余裕がなかった。悔しいが一時は制作を辞める事も本気で考えて、画材や絵を半分ぐらい捨てて二度と制作出来ないようにと、子供の為にと思いました。それから色々あり、2022年頃よりそんな環境から制作出来るようになったのと同時に、再び熊の作品を無性に制作したいと思い、熊の制作を始めました。

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2010 あいさつをする熊 950×650 美濃紙 鉄錆 墨  10万

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立ち上がるくま 2010年制作 水彩用紙 鉄錆 墨 290×210 額装込み 3万

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立ち上がるくま 2010年制作 水彩用紙 鉄錆 墨 290×210 

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大地をあるく 2012年制作 パネル 和紙 鉄錆 墨 顔料 油絵具 230×200 3万

戦争と人

2012年より、神戸市長田区にある父方の祖母が住む家の前にある倉庫として使用していた家を綺麗に掃除してアトリエとして使い始めた。制作中に邪魔になると思い神棚を撤去すると、奥の方から血のような濃い赤色に所々汚れている大日本帝国万歳と書いている布を見つけた。祖母に聞くと、祖母の弟が戦時中、特攻隊で無くなったと聞いた。また、自分が、アトリエとして使っていた家はその弟の元々は持ち主であることを聞いた。それが、戦争ということを考えるきっかけとなり、他人事ではなくなった。
宇宙開発やAI の技術が発展を続ける中、過去の遺産だと思っていた戦争が始まり、なぜこんなにコストのかかる、時代遅れな事をしているのか、と不思議に思う中で、人と戦争をテーマにした作品を発表したいと思った。動物をモチーフにしたいと思い、武装の象徴として鹿を選んだ。角がある動物は、ある程度の角が伸びると攻撃的になり、些細な事で角が伸びていない時に比べて自分以外の動物を襲う傾向があるという。角がある動物はなぜ角が生えるかというと、そもそも他の動物と戦う為であり、自分の身を守る為である。
私は争いの歴史が無ければ、文化が育たなかったのではないかと思う。また、差別や偏見は相手よりも幸福だと優越つける為に必要で、時にはそれは無駄な争いの抑制にもなった。これらは、どんなに文明が発達しても無くなる事は無いと思う。歴史を積み重ね、道徳を養う事により差別や偏見、人の死に繋がる戦争は人としてやってはいけない学び、道徳を外れる行為は人の集団から外れて自分が不利になると学んだ。人は、どこまで行っても自分という存在が中心にあり、周りの人が遠くなればなるほど存在の意味が無くなっていく。ただ、自分の親や子供の為に自分を犠牲にして助ける事は時々あるが、結局の所は自分の為であると思う。この心理を、国家が人々を戦争へ導く利用方法だと思う。

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people and war 2023年制作 鉄板 30万

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people and war 1/5 04 2023 2023年制作 水彩用紙 鉄錆 アクリル 石油系塗料 顔料
1120×880 15万

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people and war 2/5 04 2023 2023年制作 水彩用紙 鉄錆 アクリル 石油系塗料  1120×880 15万

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people and war 3/5 04 2023 2023年制作 水彩用紙 鉄錆 アクリル 石油系塗料 油彩 顔料 1120×880 15万

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people and war 4/5 04 2023 2023年制作 水彩用紙 鉄錆 アクリル 石油系塗料  1120×880 15万

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people and war 5/5 04 2023 2023年制作 水彩用紙 鉄錆 アクリル 石油系塗料 油彩 顔料 1120×880 15万

人は戦で成長する
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people grow in battle 2023年制作 鉄板 15万

人は戦で成長する
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people grow in battle 1/4 04 2023 2023年制作 水彩用紙 鉄錆 墨 アクリル 石油系塗料 560×440 7万5千

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people grow in battle 2/4 04 2023 2023年制作 水彩用紙 鉄錆 墨 アクリル 石油系塗料 顔料 再生炭 560×440 7万5千

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people grow in battle 3/4 04 2023 2023年制作 水彩用紙 鉄錆 墨 アクリル 石油系塗料 顔料 再生炭 560×440 7万5千

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people grow in battle 4/4 04 2023 2023年制作 水彩用紙 鉄錆 墨 アクリル 石油系塗料 560×440 7万5千

認知革命

実証はされていないが、ホモサピエンスが現在の人間に繋がったとされている革命である。これにより個人より集団で連携して狩りをし、生活した方が効率的に良いと学習した。これ以降、農耕革命に繋がり国が起こる。しかし、私にとっては認知革命という認識はとても不可解であり、自然の法則から脱却したものに感じる。私が一番に疑問に感じているのは、なぜそんな事がホモサピエンスだけに起きたのか。クロマニョン人の方がホモサピエンスより、頭脳が大きく体格が優れており壁画も多く残している。それにも関わらず、クロマニョン人には認知革命は起きていない事になっている。個人の能力としたら、ホモサピエンスよりクロマニョン人の方が勝っているように感じる。私には、第三者の行為により強制的に認知革命を起こるように操作させられたように感じる。2001年宇宙への旅に出てくるモノリスのように。私が、人間に近い動物としてゴリラの形をしたモチーフの作品を認知革命と名付けたのは、認知革命によって自然淘汰をしたが、それにより野生の本能を失っていくと同時に、個人の動物から集団の動物となった出来事でもあるからだ。仮に第三者の手によって操作されて認知革命が起きたとしたら、第三者の文明を超える事は出来ないし、良い言い方ではないかもしれないがこの第三者に永遠に飼育されている事になる。善悪の存在しない宇宙にある地球上にて、たとえ第三者に管理されている世界だとしても私は、地球を美しいと思う。

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cognitive revolution 2023年制作 鉄板 15万

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cognitive revolution 1/9 04 2023 2023年制作 水彩用紙 鉄錆 墨 アクリル 560×440 7万5千

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cognitive revolution 2/9 04 2023 2023年制作 水彩用紙 鉄錆 墨 アクリル 顔料560×440 7万5千

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cognitive revolution 3/9 04 2023 2023年制作 水彩用紙 鉄錆 墨 アクリル 石油系塗料 560×440 7万5千

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cognitive revolution 4/9 04 2023 2023年制作 水彩用紙 鉄錆 墨 アクリル 560×440 7万5千 

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cognitive revolution 5/9 04 2023 2023年制作 水彩用紙 鉄錆 墨 アクリル 560×440 7万5千

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cognitive revolution 6/9 04 2023 2023年制作 水彩用紙 鉄錆 墨 アクリル 560×440 7万5千

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cognitive revolution 7/9 04 2023 2023年制作 水彩用紙 鉄錆 墨 アクリル 560×440 7万5千

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cognitive revolution 9/9 04 2023 2023年制作 水彩用紙 鉄錆 墨 アクリル 石油系塗料 油彩 顔料 再生炭 560×440 7万5千

わたくしという現象
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the phenomenon of me 1/6 04 2023 2023年制作 水彩用紙 鉄錆 墨 アクリル 石油系塗料 再生炭 顔料 420×297 5万

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the phenomenon of me 2/6 04 2023 2023年制作 水彩用紙 鉄錆 墨 アクリル 石油系塗料 再生炭 顔料 290×210 2万5千

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the phenomenon of me 3/6 04 2023 2023年制作 水彩用紙 鉄錆 墨 アクリル 石油系塗料 再生炭 顔料 290×210 2万5千

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the phenomenon of me 4/6 04 2023 2023年制作 水彩用紙 鉄錆 墨 アクリル 石油系塗料 顔料 290×210 2万5千

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the phenomenon of me 5/6 04 2023 2023年制作 水彩用紙 鉄錆 墨 アクリル 石油系塗料 顔料 290×210 2万5千

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the phenomenon of me 6/6 04 2023 2023年制作 水彩用紙 鉄錆 墨 アクリル 石油系塗料 顔料 290×210 2万5千

エントロピーが満たされていく
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entropy is filled 1/3 04 2023  2023年制作 水彩用紙 鉄錆 墨 アクリル 石油系塗料 再生炭 顔料 420×297 5万

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entropy is filled 2/3 04 2023 2023年制作 水彩用紙 鉄錆 墨 アクリル 石油系塗料 再生炭 顔料 420×297 5万

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entropy is filled 3/3 04 2023 2023年制作 水彩用紙 鉄錆 墨 アクリル 石油系塗料 顔料 364×257 4万

自己投影の媒体
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medium of self-projection 1/4 04 2023 2023年制作 水彩用紙 鉄錆 墨 アクリル 石油系塗料 再生炭 顔料 290×210 2万5千

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medium of self-projection 2/4 04 2023 2023年制作 水彩用紙 鉄錆 墨 アクリル 石油系塗料 再生炭 顔料 290×210 2万5千

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medium of self-projection 3/4 04 2023 2023年制作 水彩用紙 鉄錆 墨 アクリル 石油系塗料 顔料 290×210 2万5千

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medium of self-projection 4/4 04 2023 2023年制作 水彩用紙 鉄錆 墨 アクリル 石油系塗料 顔料 290×210 2万5千

触発される媒体
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medium to be inspired 1/5 04 2023 2023年制作 水彩用紙 鉄錆 墨 アクリル 石油系塗料 再生炭 顔料 290×210 2万5千

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medium to be inspired 2/5 04 2023 2023年制作 水彩用紙 鉄錆 墨 アクリル 石油系塗料 再生炭 顔料 290×210 2万5千

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medium to be inspired 3/5 04 2023 2023年制作 水彩用紙 鉄錆 墨 アクリル 石油系塗料 再生炭 顔料 290×210 2万5千

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medium to be inspired 4/5 04 2023 2023年制作 水彩用紙 鉄錆 墨 アクリル 石油系塗料 顔料 290×210 2万5千

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medium to be inspired 5/5 04 2023 2023年制作 水彩用紙 鉄錆 墨 アクリル 石油系塗料 顔料 290×210 2万5千

私は自分の気持ちに正直に生きたい
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I want to live honestly with my feelings 1/3 04 2023 2023年制作 水彩用紙 鉄錆 墨 アクリル 石油系塗料 再生炭 顔料 420×297 5万

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I want to live honestly with my feelings 2/3 04 2023 2023年制作 水彩用紙 鉄錆 墨 アクリル 石油系塗料 再生炭 顔料 420×297 5万

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I want to live honestly with my feelings 3/3 04 2023 2023年制作 水彩用紙 鉄錆 墨 アクリル 石油系塗料 再生炭 顔料 364×257 4万

生きる
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live  2023年制作 鉄板 5万

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live 1/2 04 2023 2023年制作 水彩用紙 鉄錆 墨 アクリル 石油系塗料 顔料 290×210 2万5千

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live 2/2 04 2023 2023年制作 水彩用紙 鉄錆 墨 アクリル 石油系塗料 顔料 290×210 2万5千

私は本当の現実を見たいと思う

それは、仏教の言葉で言うと実相とも言えるのかもしれない。宇宙には、人間が観測出来ない物質の方がたくさんあり、95パーセントもあるという。残りの5パーセントの物質で、人間が観測できる世界でしか人間は見えていない。仏教でこの世界は混沌としたカオスの世界であると言われている事から、人間が観測出来ていない宇宙にある95パーセントの物質は地球にないはずがない。「観測出来ない物質の中に本当の世界がある」と考える。そもそも、良い事や悪い事と言う概念は人間が判断しているだけで、人間を除く世界はただ単純に行動すれば何かが起こるだけだ。
もしかしたら、地球は色々な“宇宙人”(地球上、全宇宙の生き物)で集められた輪廻転生を繰り返し行う監獄みたいな場所であり、各人間の見える世界を作っているのは、その人の判断によるもので、人間それぞれの見えるものが違うのではないか。時間をはじめとするさまざまな事象を共通認識で理解する為に名前を付けている。
また、私たち人間は炭素ベースで構成されている生物だからこそ、酸素が必要になり寿命がよく耐えても 100 年程度しか持たない。これは、宇宙の規模からみたら微々たるものであり、宇宙の環境条件に適していないことを考えると地球という閉ざされた空間に押し込められていると感じる。お釈迦様のような修行をしなければ真実に近づく事ができないのか。私は自分が思う方法で個人的な経験を通し、本当の現実を見ようと試みる。

緑色に見える世界

高校時代より、仮眠をして起きてからの数秒間モノクロのようなに緑色の濃淡だけしか色が感知出来ないことがあった。ある時、バイクを乗ってトンネルに入る時と出た時に光によって一瞬目の前が見えなくなった。緑色に見える症状の事も合わせて、近くの大学病院に検査をしてもらうが、特に変わった症状がないと診断された。原因があるとしたら脳の問題しかない、と。さらに精密な脳検査をする場合、時間とお金がかかるのでやめた。しかし、その後何故か“緑色に見える世界”の頻度は一気に減って、今では滅多に見る事は無くなった。なぜ、緑色な世界が見えたのか結局はわからなかったが、それは15年ぐらい続いた。そのことのせいか、無意識的に緑色を絵の中に入れる事がよくある。
ゴッホの木が、火が燃えるように描かれているのは、ゴッホ自身にはそのように見えていたのかもしれない、と思ったりもする。

アカシックレコード

ブラックホールの存在がまだ知られていなかった時代にインドの物理学者のラマヌジャンは、ブラックホールを構成する数式を作った。本人は、人類の役に立つ事だと言うだけで、何を意味する数式かは明確ではなかった。没後数十年経ち、ブラックホールの存在が観測され、ブラックホールの数式だとわかった。不思議なことだが、ラマヌジャンは、真夜中、夢の中で、インドの神様が「人類の為にと教えてくれたこと」と話したという。そのような人の思考をアカシックレコードというが、私も似た様なことが日常生活で時々ある。特に制作中の方がそのような経験をすることが多いが、アカシックレコードに繋がることは特別な事ではなく夢中になっている時。そこには言葉がなく言葉にしようとすると忘れてしまうような無意識的な世界なので、ラマヌジャンのように説明が出来ない事だと思う。
※アカシックレコードとは元始からのすべての事象、想念、感情が記録されているという世界記憶の概念

最後に

今回の展示で色々と言いたい事がたくさんあり、展覧会が最後の方になりようやく言葉で話せるようになったので、わかりやすく書いたつもりが長くなってしまいました。
読んで頂きましたら幸いです。

地球上の全生物の起源は、まだ実証されていませんが、数多くの説より2012年から2016年頃に鉄錆を食べるバクテリアが地球上の全生物の起源ではないのか、と言う説がよく聞きました。なぜ、そう言われたのかと言うと鉄錆を食べるバクテリアは酸素がない場所でも生息する事が出来て、現在の地球にも生息しており酸素を作るバクテリアと共存して生息しています。

そんな鉄錆を、絵具を塗りたぐった合成樹脂の塊をくしゃくしゃに丸めて広げた紙の上に、鉄板の錆を写し取る方法で制作しています。(まるで、ビックバンが終焉し、何もない地球に生き物が生まれたように鉄錆の種を植えるように)

あたり前ですが、合成樹脂の塊の絵より本当に命は生まれませんが、新しい考え方の萌芽ようなものが鑑賞者に生まれて欲しいと思い制作をしています。また、全ての生き物は類似性があるものを連続的に永遠に繰り返し行うもので、これを絵で例えるとモノタイプの版画だと思い、絵の始まりである原版の鉄板も一緒に展示しています。

下記は、今回の展覧会タイトル「痕跡を一つずつ確認するように重ねると、やがてそれは愛になる。」を付けた経緯を説明します。
最近では、AIが人間の仕事を取られる事を懸念されていますが、恐らく殆どの仕事が人間に変わりAIがする時代が来ると思います。AIがどう頑張っても人間に勝てないものと言えば、動物の肉体をもっている事と、原始的な遺伝子の伝達方法ぐらいしかない。人間は、両親からの遺伝子は全て伝達されるのでなく、有性生殖が持つ特有のエラーのようなものが起こり、全ては伝達出来ません。また兄弟間でも遺伝子の羅列は違います。

ドーキンスが遺伝子をトランプに例えて遺伝子の事を言っていますが、環境によっても手札を変えることも出来るし、裏を向いているカードはイカサマでもしない限り手札はわからない。また、イカサマもしようと思えば出来し(遺伝子組換え)遺伝子は無駄な事はしない。

ドーキンスが言う遺伝子の最終形態のミーモの定義で遺伝子の伝達方法を考えると人間はAIより劣りますが、人間は動物であるから現時点では原始的な方法で遺伝子を伝達するしかありません。

その行為は、将来的にもAIは出来ない事で、人間が勝る部分でありAIのように完璧に遺伝子を伝達出来ない。それこそが強みであり、人間が考えている愛の考え方に繋がります。色々な宗教で他者愛について語られていますが、他者愛が色々な愛の中で一番大切だと言われています。私も含めてたいていの人は日常生活に追われて、他人の事なんて考える余裕がなく、性的な愛を中心に考えています。

他者愛を中心に考える事が出来る人間なんて、理想すぎに思いますがそうしなければ、永遠に本当の平和は来ないし、人間の文明は争いを中心に養ったと言ってもいい。道徳を極める事はこれからの未来は大切になっていくと思う。今までの世界は、健常者中心の世界でしたが、これから先は健常者以外の人の考えが大切になっていく時代が来るように思います。なぜなら、遺伝子は無駄な事をしないからです。
健常者以外の人達の情報が重要になり、健常者と健常者じゃない人との分別が無くならない限り人類がAIをコントロール出来る未来はやってこないように思う。また、認知革命とは遺伝子の突然変異により、他の種族より劣っていた私達が全てのホモ属の頂点に立てたのは何だろうか。それまで負け組の私達は、仲間の死に対して敬い死んでほしくないと他ホモ属より強く願ったのであろう。それは、愛の力だと私は思う。そのためには、時間がかかるかもしれないが、人間社会を再形成する為にゆっくりと痕跡という歴史を積み重ねていき、時間をかけて愛を構築する事が大切じゃないかと思い今回の展覧会に至りました。